生理不順
生理不順(月経異常)とは
月経周期は25日以上38日以内にあればおおむね正常なのですから、毎月きちんと28日や30日型で月経がある必要はありません。前月27日目にあり、今月はやや遅れて35日型になったというような場合は、ほとんどの場合正常です。しかし、いつも40~50日型、あるいは20日ごとに月経があるというようなケースは生理不順だと考えられます。
更年期障害
女性は50歳前後で閉経を迎えますが、この時期から前後数年間は急激に女性ホルモンが減少するため、体がその減少の変化についていけず、様々な変調を来たしがちです。自覚症状には個人差がありますが、日常生活に差し障りのある症状が出たときは当クリニックまでご相談ください。
女性器のかゆみ
陰部のかゆみの原因は、かぶれ、汗などが原因となることもありますが、何らかの疾患が原因になっていることもあります。原因疾患としては、カンジタ症、感染性外陰炎ほか、トリコモナス腟炎、尖圭コンジローマ、ヘルペス感染症、毛じらみなどの性感染症があります。糖尿病などの全身疾患が原因になることもありますので、女性器のかゆみが気になったときは、婦人科関連の検査を受けておくようお勧めします。
主な月経異常
- 不正出血
- 月経困難症
- 月経前症候群(PMS)
- 頻発月経
- 稀発月経
- 無月経(続発性無月経)
- 過少月経
- 過短月経
- 過多月経
- 過長月経
月経異常には様々なタイプがあります。このうち、周期的な月経以外に不規則な出血がある状態が「不正出血」です。また、生理痛が強く、日常生活に支障を来たす場合を「月経困難症」と呼んでいます。月経前になるとイライラしたり、気分が沈んでしまうけれど、月経が始まると症状が収まる方は月経前緊張症(PMS)の可能性があります。
また、頻発月経は月経周期が24日以下の短いサイクルになる状態であり、これとは逆に39日以上間隔が開く、長い周期を稀発月経と言います。無月経(続発性無月経)は、何らかの原因によって90日以上月経がこない状態です。
この他、経血量が極端に少ない状態が「過少月経」、極端に多くなるのが「過多月経」です。月経が2日以内で終わってしまうような場合は「過短月経」、8日以上続く状態は「過長月経」であり、いずれもホルモンバランスの乱れや子宮の病気の可能性がありますので受診をお勧めします。